FPよもやまばなし

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東電株の暴落で特損

東電株の暴落で特損

読売新聞によると、東京電力の株価が原発事故で暴落し、「安定配当、優良株」として保有していた大手銀行や生命保険会社が、先の3月決算で約4000億円の特別損失を計上したとのこと。

震災前の3/10の株価は2,153円。
3/31には466円。
78%の下落です。

株式数は16百万株ありますので、

時価総額は、3.4兆円から0.7兆円へと-2.7兆円も激減しました。

これは全て、リスクをとって投資した、79万人の株主の責任となりました。


現在、東京電力の賠償方法等について議論されていますが、
その中で銀行からの借金についても、一部は銀行に責任をとってもらい、債権放棄するべきとの意見も出ています。

政府発表によれば、東電は事業継続による利益は全て賠償に回す事になり、株主は一切配当を受け取れないようです。
こうなると、株式の本来の価値である「利益成長」は見込めないため、株式価値は計算できなくなります。株主は大きな責任(実質として株価は限りなく低下)を背負うことになりました。


枝野さんは会見で、「銀行に対し、東電への融資=債権放棄」に触れたため、銀行株が下落しました。


日本航空のように破綻したわけではありませんが、融資リスクをとって銀行は東電に貸したわけですので、そのリスクが顕在化した現在では、銀行も相応の責任をとることは止むを得ないと思います。


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