2017年公開の歴史ドラマ
遠藤周作原作の「沈黙」を、マーティン・スコセッシ監督が映画化。
原作は未読。
「なぜ神は苦しい試練を与えながら、沈黙しているのか?」が、テーマと思っていましたが違っていました。
もっと深かった。
江戸時代初期、キリシタン弾圧が吹き荒れる長崎が舞台。
弾圧・拷問のすさまじさは、歴史の教科書で学んだレベルをはるかに超えていて、信者が信仰を守るため殉教していく様は目を覆いたくなる。
信者を殉教から救うために、宣教師が信仰を棄てるのか、それとも守り抜くのか。
「踏み絵」は形だけ。
真の信仰が心に在れば。
イエスは語る。
「私がいるのは・・・」
素晴らしい映画でした。 でも娯楽作ではない。