昨年は個人の投資資産が減少

FP鈴木

2008年04月07日 20:00

昨年12月末の日銀の統計によると、個人(家計)の金融資産における投資性資産が5年ぶりに減少したとのこと。

データによれば、株式・投資信託・外貨預金・外国証券のリスクがある投資性金融資産は、昨年末で178兆円となり、前年比3.4%減少しました。

昨年もサブプライムローン問題が起きる前半までは、順調に「貯蓄から投資」の流れに乗ってリスク性資産は増えていたのですが、年後半は減少に向かい、「投資から貯蓄」の流れに変わっています。

結果、預貯金は前年比増加です。

この”逆流”を加速した要因の一つとして、昨年9月末に施行された「金融商品取引法」で、金融機関が投資信託等の販売が慎重になったことも上げられます。

「投資は長期で」と言われていますが、相場に一喜一憂する姿が浮かび上がっています。

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