株価底入れはいつ?
日経ヴェリタスに、「株価の底入れ、反転の時期」についての記事が2本掲載されていました。
【あるテクニカルアナリストの見方】
〇 アメリカの景気を判断する指標にはいくつかありますが、その内の一つ「ISM製造業景況指数」が1月に反転を見せたこと。
また、チェーンストア売上高が前月比でプラスを示したこと。
こうした”サイン”が引き金になって、そろそろアメリカの株価の反転が始まるのではないか、との見方。
但し、GM、クライスラーのリストラ策の内容次第でもある、との注意書きも。
【ある運用責任者の見方】
〇 アメリカの公共株指数の株価が昨年10月を底にジリジリ上昇してきており、20%の上昇を示した。
公共株指数は電力、ガスなどのライフラインを担う15社で構成されていて、景気の影響を受けにくいと言われています。
過去80年間のデータで、ニューヨーク株価の市場平均値との連動性を見てみると、公共株と市場平均の値動きは同時に動くか、公共株が先行的に動く傾向があるようです。
ライフラインを担う公共株が回復してきているので、市場全体も回復する可能性が高いとのこと。
株価は実体経済の動きに対し、半年から1年程度先行すると言われています。
経済の回復は早くても今年の秋以降との見方が大勢ですので、株価の反転も初夏以降。
つまり、各国の景気対策の効果が出始める頃ではないかと、私は思います。
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