GDPはプラスになったが・・・

FP鈴木

2009年08月18日 20:00

昨日発表された今年4月~6月の、日本の実質国内総生産(GDP)の速報値は、+0.9%増。
年率換算で+3.7%増となりました。

アメリカ、EU(ユーロ圏内)はマイナスでしたので、先進国の中ではいち早く回復したことになります。

しかし、プラスになった内容を見てみると、経済対策による個人消費の伸びと輸出の伸びなどによるもので、”自立回復”と呼べるものではありません。

いよいよ衆議院選挙が始まりましたが、政権が民主党か自民党か、いずれが担うにせよ、「息切れ」する前に追加経済対策が必要になるかもしれません。

◆日本のGDP成長率の推移(年率換算)

2008年
  4月~ 6月 - 4.3%
  7月~ 9月 - 3.9%
 10月~12月 -13.1%
2009年
  1月~ 3月 -11.7%
  4月~ 6月 + 3.7%

◆アメリカのGDP成長率の推移(年率換算)

2008年
  4月~ 6月 + 1.5%
  7月~ 9月 - 2.7%
 10月~12月 - 5.4%
2009年
  1月~ 3月 - 6.4%
  4月~ 6月 - 1.0%

◆EU(ユーロ圏内)のGDP成長率の推移(年率換算;一部推定)

2008年
  4月~ 6月 - 0.8%
  7月~ 9月 - 0.4%
 10月~12月 - 5.8%
2009年
  1月~ 3月 - 9.8%
  4月~ 6月 - 0.4%

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