日経ヴェリタスに、「ウォール街は死なず。米金融危機、試される底力」のタイトルで、アメリカの金融機関・金融システムの底力についての記事がありました。
金融情勢が大変厳しい中で、アメリカの大手銀行「JPモルガン・チェース」が最近果たした役割が、凄かった。
まず、大手証券会社「ベアー・スターンズ」が資金繰りに困って、FRB、ニューヨーク連銀と協調しながら資金援助をした直後には、ベアー社の買収を発表。これが3/14~3/16の話。
ベアー社が破綻することによる金融システムの混乱を防ぎました。
一方で、JPモルガンはクレジットカードの「VISA」が3/19にアメリカ史上最大の1兆8千億円で新規上場を果たしたのですが、その上場の裏方として幹事を務めました。
この上場を機に、もともと持っていたVISAの株を売却し、1000億円の現金をJPモルガンは手にしています。
実はこの1000億円はベアー社の買収資金をまかなえる金額とのこと。
株式市場が低迷する時は、新規上場は控えられることが多いのですが、そうした最中に史上最大の上場を果たし、1兆8千億円ものお金を投資家から集めたわけです。
証券会社は市場から退場した一方で、クレジットカード会社の新規上場を果たしたことで、記事ではこれを”究極の新陳代謝”と評しています。
日本に比べれば動きが実にダイナミックで早い。
FRBにしても何回も利下げを続け、規制緩和をし、また金融機関はサブプライム問題の損失の穴埋めとして、外国から資本を受け入れて破綻を免れています。
日本のバブル崩壊後の長期低迷のようなことはならないと思います。
でも、傷が深いのは間違いなく、巷間言われる「今年後半での復活」に期待したいですね。
金融情勢が大変厳しい中で、アメリカの大手銀行「JPモルガン・チェース」が最近果たした役割が、凄かった。
まず、大手証券会社「ベアー・スターンズ」が資金繰りに困って、FRB、ニューヨーク連銀と協調しながら資金援助をした直後には、ベアー社の買収を発表。これが3/14~3/16の話。
ベアー社が破綻することによる金融システムの混乱を防ぎました。
一方で、JPモルガンはクレジットカードの「VISA」が3/19にアメリカ史上最大の1兆8千億円で新規上場を果たしたのですが、その上場の裏方として幹事を務めました。
この上場を機に、もともと持っていたVISAの株を売却し、1000億円の現金をJPモルガンは手にしています。
実はこの1000億円はベアー社の買収資金をまかなえる金額とのこと。
株式市場が低迷する時は、新規上場は控えられることが多いのですが、そうした最中に史上最大の上場を果たし、1兆8千億円ものお金を投資家から集めたわけです。
証券会社は市場から退場した一方で、クレジットカード会社の新規上場を果たしたことで、記事ではこれを”究極の新陳代謝”と評しています。
日本に比べれば動きが実にダイナミックで早い。
FRBにしても何回も利下げを続け、規制緩和をし、また金融機関はサブプライム問題の損失の穴埋めとして、外国から資本を受け入れて破綻を免れています。
日本のバブル崩壊後の長期低迷のようなことはならないと思います。
でも、傷が深いのは間違いなく、巷間言われる「今年後半での復活」に期待したいですね。