2008年公開 三谷幸喜監督の4作目
三谷監督の映画は笑いが一杯です。
前作の「有頂天ホテル」は大晦日までの2時間を、映画の上映時間と合わせながら、見事にドタバタドラマで笑わせてくれました。
今回は映画製作に携わる人たちへの、愛が溢れた映画です。
映画製作のスタッフと俳優の微妙な関係を、笑いを交えて見事に描いています。
港町を舞台にしたドラマですが、観客からは一本の映画の撮影シーンを見ている気分にさせてくれます。
ちなみに「マジック・アワー」とは、日没後の暗くなる前の微妙な明るい僅かな時間帯のことを言います。
この時間帯に撮影すると、"いい絵"が撮れると映画のセリフにありますが、写真が好きな私にもそれは十分分かります。
夜でも昼でもないこの微妙な時間帯は、本当に美しい。
P.S.
香取慎吾がギターの弾き語りで1シーン出演してくれたのは、「有頂天ホテル」の続編を見た気がして良かった。