日経ヴェリタスに、日本企業の株式投資収益率とROE(株主資本利益率)の連動について、記事が掲載されていました。
まず、言葉の定義をしておきます。
株式投資収益率・・・
・株価の騰落率だけでなく、配当収入も加味した収益率。
・長期投資の場合は毎年手にする配当も含めて考えるのが基本となり、売らずに保有し続ける投資家にとっては配当は大切な利益となるわけです。
ROE・・・
・株主資本利益率のことで、自己資本利益率とも言います。
・株式会社の資本金と、配当や税金を払った後に残る利益の合計値に対して、毎年いくらの利益を生み出したかを計算します。
・資本金と残った利益は株主のものとされていますので、株主資本に対する利益率として計算できるわけです。
さて、本題の連動性ですが、
1975年~2007年の33年間のROEの平均値は7%。
これに対し、株式投資収益率も7%でした。
33年間を11年ずつの3つの期間に分けた場合は、ピッタリ一致することはなかったのですが、33年間という長期間になると、ピッタリ一致しています。
以前から、会社を評価する指標としてROEは使われています。
会社が中期計画等を発表する際も「ROEの向上」を上げる会社は結構あります。
株主としては、自分の資金(株主資本)を有効に使っているかどうかが大切なわけですから、ROEが注目されるのは当然です。
株主の収益は、理論的に「会社が生み出す利益」以外にありえません。
利益の一部が配当となり、直接的な収益となるわけですが、利益が増えていく、あるいは配当が増えていくことで、株価は上昇し、売ったときに株主の収益として実現します。
ですので、株式投資収益率とROEが一致するのは理屈では分かっていましたが、データとして示されて、「長期投資」が重要であることを一層感じました。
まず、言葉の定義をしておきます。
株式投資収益率・・・
・株価の騰落率だけでなく、配当収入も加味した収益率。
・長期投資の場合は毎年手にする配当も含めて考えるのが基本となり、売らずに保有し続ける投資家にとっては配当は大切な利益となるわけです。
ROE・・・
・株主資本利益率のことで、自己資本利益率とも言います。
・株式会社の資本金と、配当や税金を払った後に残る利益の合計値に対して、毎年いくらの利益を生み出したかを計算します。
・資本金と残った利益は株主のものとされていますので、株主資本に対する利益率として計算できるわけです。
さて、本題の連動性ですが、
1975年~2007年の33年間のROEの平均値は7%。
これに対し、株式投資収益率も7%でした。
33年間を11年ずつの3つの期間に分けた場合は、ピッタリ一致することはなかったのですが、33年間という長期間になると、ピッタリ一致しています。
以前から、会社を評価する指標としてROEは使われています。
会社が中期計画等を発表する際も「ROEの向上」を上げる会社は結構あります。
株主としては、自分の資金(株主資本)を有効に使っているかどうかが大切なわけですから、ROEが注目されるのは当然です。
株主の収益は、理論的に「会社が生み出す利益」以外にありえません。
利益の一部が配当となり、直接的な収益となるわけですが、利益が増えていく、あるいは配当が増えていくことで、株価は上昇し、売ったときに株主の収益として実現します。
ですので、株式投資収益率とROEが一致するのは理屈では分かっていましたが、データとして示されて、「長期投資」が重要であることを一層感じました。