ＦＰよもやまばなし

ＵＡＥのドバイの大手不動産会社が、高さ１０００Ｍのビルを建設すると発表しました。

遂に”雲の高さ”。
２００階建て以上で、２０２０年竣工となる計画です。

現在ドバイでは、最終の高さ未公表のビルが建築中で、高さが688Ｍで、１６０階になっています。
（なぜ最終の高さが未公表なのでしょうか？？）

今回のピル計画は、まさに世界一のビルとなります。

現在ドバイはホテルや商業用ビルの建築ラッシュ。
そんなにも需要があるのだろうか、と思うほど。

森ビルが先日、中国の上海に完成した高層ビルは、４５％程度の入居率とのこと。
中国経済に陰りが出てきた今年に完成。タイミングが悪かったわけです。

ドバイはどうかと言えば、株価だけを見ると、９月末は、昨年末よりも３０％の下落。
不動産も先行きが不安視され始めたようです。

さて、１０００Ｍビル。
２０２０年完成のときは、どの程度入居しているのか気になります。
そこで満室なら、ＵＡＥの経済はこの先１０年、安泰であったということ。

余談ですが、
高層ビルの話題が出ると、必ず思い出すのが映画「タワーリング・インフェルノ」

手抜き工事で火災になり、多くの人が焼け死に、ビルが鎮火したあとのセリフ。
「このビルは、人類の驕りの象徴として残しておく」

そしてもう一つ思い出すのが、旧約聖書の「バベルの塔」
人間が天にも届かんとする塔を建てたことで、神が怒り、言語を別々にし、塔を崩壊させた。

人間の驕りを戒める話です。

１０００Ｍビルは”バブルの塔”なのか”バベルの塔”なのか。
それとも、ドバイの発展を象徴する、素晴らしいビルとして称えられるのか。