「会社員の退職金は以前に比べて減っている」とのデータが、厚生労働省から発表されました。
データによると、平成15年対比で、退職金の額が大幅に減っています。
老後資金として、多くの方が当てにするのが、退職金と厚生年金。
国からもらう年金は、「記録の改ざん」があって、ますます不安な状況となっています。
そして、自分が勤める会社から最後にもらう退職金も、大きく減ってきています。
となると、自助努力で、資産をいかに殖やしていくか、真剣に考えなければなりません。
下記は2008年「就労条件総合調査」の結果です。
(本社の常用労働者が30人以上の企業、4047社の回答)
◆定年退職者の退職給付額
(退職一時金+退職企業年金の合計)
1.勤続20年以上 かつ 45歳以上の退職者の平均値
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2075万円(H15比-17%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・・1690万円(H15比-22%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・・1159万円(H15比-14%)
2.勤務期間別の平均値
(1) 20年~24年勤務した退職者
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・998万円(H15比-11%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・・642万円(H15比- 3%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・・574万円(H15比+14%)
(2) 25年~29年勤務した退職者
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1335万円(H15比-40%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・・961万円(H15比-27%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・・699万円(H15比-23%)
(3) 30年~34年勤務した退職者
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1875万円(H15比-25%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・・1219万円(H15比-34%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・・1215万円(H15比+ 1%)
(4) 35年以上勤務した退職者
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2335万円(H15比-11%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・2001万円(H15比-14%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・1693万円(H15比- 4%)
当たり前ですが、会社は長く勤めた人に対して、多くの退職金を支給しています。
「退職金は、給料の後払い」と言われていますが、まさにその通りの結果です。
それにしても、この5年間で随分減っています。
特に、25年~29年勤務した方の退職金の減りが激しい。
こんな減り方をしていると、将来自分が退職するときは、いくらもらえるのか見当が付きません。
近年、企業は退職企業年金の制度を「決まった金額を支給する、確定給付年金」から「従業員の運用指示次第で金額が変わる、確定拠出年金」に変わりつつあります。
そのため、一層いくらもらえるのか、分かりにくくなっています。
住宅ローンを組んで、「退職金で繰上返済する」と言う方もいるかもしれませんが、こんな減り方をしていては、退職金を当てにするのはリスクになります。
老後の生活費は自助努力が必須です。
詳しいデータを知りたい方は、こちら
データによると、平成15年対比で、退職金の額が大幅に減っています。
老後資金として、多くの方が当てにするのが、退職金と厚生年金。
国からもらう年金は、「記録の改ざん」があって、ますます不安な状況となっています。
そして、自分が勤める会社から最後にもらう退職金も、大きく減ってきています。
となると、自助努力で、資産をいかに殖やしていくか、真剣に考えなければなりません。
下記は2008年「就労条件総合調査」の結果です。
(本社の常用労働者が30人以上の企業、4047社の回答)
◆定年退職者の退職給付額
(退職一時金+退職企業年金の合計)
1.勤続20年以上 かつ 45歳以上の退職者の平均値
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2075万円(H15比-17%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・・1690万円(H15比-22%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・・1159万円(H15比-14%)
2.勤務期間別の平均値
(1) 20年~24年勤務した退職者
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・998万円(H15比-11%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・・642万円(H15比- 3%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・・574万円(H15比+14%)
(2) 25年~29年勤務した退職者
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1335万円(H15比-40%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・・961万円(H15比-27%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・・699万円(H15比-23%)
(3) 30年~34年勤務した退職者
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・1875万円(H15比-25%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・・1219万円(H15比-34%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・・1215万円(H15比+ 1%)
(4) 35年以上勤務した退職者
・大卒 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・2335万円(H15比-11%)
・高卒(管理・事務・技術職)・・2001万円(H15比-14%)
・高卒(現業職) ・・・・・・・・・・1693万円(H15比- 4%)
当たり前ですが、会社は長く勤めた人に対して、多くの退職金を支給しています。
「退職金は、給料の後払い」と言われていますが、まさにその通りの結果です。
それにしても、この5年間で随分減っています。
特に、25年~29年勤務した方の退職金の減りが激しい。
こんな減り方をしていると、将来自分が退職するときは、いくらもらえるのか見当が付きません。
近年、企業は退職企業年金の制度を「決まった金額を支給する、確定給付年金」から「従業員の運用指示次第で金額が変わる、確定拠出年金」に変わりつつあります。
そのため、一層いくらもらえるのか、分かりにくくなっています。
住宅ローンを組んで、「退職金で繰上返済する」と言う方もいるかもしれませんが、こんな減り方をしていては、退職金を当てにするのはリスクになります。
老後の生活費は自助努力が必須です。
詳しいデータを知りたい方は、こちら