FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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基軸通貨は?

先日の「G20:金融サミット」では、これと言った成果もなく閉幕しました。

とは言っても、先進国8か国だけではどうにもならなくなった世界経済に対し、新興国も交えて首脳が顔をつき合わせて会議ができたのは有意義なことです。

また、晩餐会でブッシュ大統領の両脇が、中国とブラジルの首脳と言うのも、新興国が主役になりつつあることを印象付けました。

今回参加の20カ国で、世界のGDPの9割を占めるそうですので、この20カ国が協調して事に当たれば、世界は動くのでしょう。

そうした中、フランスのサルコジ大統領は「ドルはもはや基軸通貨ではない」と牽制し、アメリカ中心の仕組みから次は「ユーロ」と言わんばかり勢いでした。

しかし、ユーロは、7月以降大幅に下落(ドル高)し、ヨーロッパにおいても、今回の金融危機で悲鳴を挙げている国がいくつもあります。

ユーロを使用する国はいくつもありますが、通貨は一つです。
ユーロを管理する「欧州中央銀行」は金利をコントロールし、物価安定の役割を持っていますが、
一方で、一定の範囲で金融・経済運営ができるよう、各国の財政政策や金融政策には自由度があります。

ですので、”ユーロ”として一致団結した行動が起こせないのが、今回の金融危機の各国の対応で露呈されました。

昨年以降、各国の外貨準備として、ドルを減らしユーロや円を増やす動きもありましたが、ユーロの下落ぶりを見ると、まだまだドルの基軸通貨の時代は続きそうな予感がします。

ちなみに、G20の国名

G8:日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア

+12:中国、インド、ブラジル、メキシコ、オーストラリア、インドネシア、スペイン、ポーランド、南アフリカ、イラン、ナイジェリア、韓国


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