FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

ふくろいFP-SERVICE」は・・・

静岡県西部・中部地方(浜松,磐田,袋井,掛川,菊川,御前崎,島田,藤枝,焼津,静岡)を中心に、家計の専門家であるファイナンシャルプランナーが、
子育て世代に評判の「マネースクール」の開催から始まって、お客様の家計診断、ライフプラン(キャッシュフロー表)の作成、資産形成・運用提案、住宅ローン相談、相続対策など、
お金についてのONE-STOPサービスをご提供いたします。
ふくろいFP-SERVICの詳細については以下をクリックしてください。


個人向け社債は金利が高い

昨年金融危機が起こり、個人の資産運用のお金は、株などから安全な銀行預金へ移っていく傾向が強くなりました。

そんな中で、銀行の金利よりは高いけれど、リスクも預金よりは高い「個人向けの社債」に人気が出ています。

社債は企業が資金を調達するために出す債券のことで、2年~10年程度のあらかじめ決められた期日まで持ち続ければ、元本は戻ってきます。

金利は、発行時の国債の金利に対して、その企業の倒産等のリスク度合い="格付け"に応じてプラスされます。

一般的には国債よりも、預金金利よりも金利は高くなります。

例えば、
三井住友銀行の8年ものの社債の金利は、2.73%です。最低購入金額は100万円から。
但し、3年経過したら銀行の都合で償還される場合があります。(途中で元本が戻ってくる)

100万円投資すれば、毎年27300円(税引前;税率20%)の利息が入ります。

日本で最も高い金利の銀行は、日本振興銀行で、10年もの定期預金で2.2%です。
ちなみに三井住友銀行の10年もの定期預金は0.55%。

岡村製作所は4年物で2.52%です。

来月にも発行が予定されている、ソフトバンクの個人向け社債は、2年もので「5%程度」となりそうです。

しかし、社債は途中で売却する場合は、社債が市場で売買されているため、元本で売却できるかどうかは、その時の市場しだいで、元本保証はありません。

もちろん企業が倒産すれば、元本は一般的には戻ってきません。

企業の安心度合いを十分吟味の上購入し、満期まで持っていれば、預貯金よりは良い資産運用と言えます。


この記事へのコメント :
倒産リスクたっぷりの社債を、預金保証のある預貯金と比べますか・・・
Posted by 通りすがり at 2009年05月26日 02:58
通りすがりさん コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、社債は発行会社の倒産リスクはあります。

金利は高いが、リスクがあることを理解することが大切ですね。
Posted by FP鈴木FP鈴木 at 2009年05月26日 05:47

削除
個人向け社債は金利が高い