日経平均株価は、先週末1万円を超え、今日は調整されたものの、1万円台は保ちました。
日経ヴェリタスによると、今回の1万円回復のスピードですが、「早い」との見方があったり、今後1万円を割るとの見方もあります。
まずは、回復のスピード。
バブル後最安値は2003年に付け、その後2007年夏まで株価は上昇しました。
最安値は2003年4/28に7607円を付け、その後8/18に10032円を付けました。
その差は、金額にして+2425円、+32%。
日数は、3ヶ月20日。
今回は、
3/10に最安値7054円を付け、6/12に10135円に回復。
その差は、金額にして+3081円、+44%。
日数は、3ヶ月2日。
2003年当時の企業業績は、2000年にITバブルがはじけ、ようやく業績が回復し前年比7割の増益を示した後の回復です。
つまり、業績回復を確認した後の株価の回復です。
しかし、今年の3月期は企業業績が前年比6割も落ち込み、しかも来年も8%落ちると予想されている中での株価上昇です。
そのため、今回の1万円回復は、「2年先の業績回復を織り込んだもの」とも言われ、”早すぎた回復”であって、このまま上昇するには現実の企業業績が追いついてこないと、一本調子では上がらないと見ている人もいます。
もう一つの見方は、テクニカル分析面からの見方。
株価の動向を分析する専門の人を「テクニカルアナリスト」と呼び、基本的に過去の株価の動きで、今後を予測しています。
あるアナリストは、「日経平均株価の200日移動平均線を超えて、現在の株価は上昇しているが、200日線の向きがまだ上向きになっていないため、すぐに調整されて200日線以下に株価は押し戻される」と予想しています。
その根拠として、過去の経験則によると、
ITバブルのピークであった2000/4/12の20833円から、2003/4/28の7607円までの最安値までは、37ヶ月の調整期間が必要でした。
その途中2回ほど、200日線にタッチしたことがありましたが、200日線が下向きであったため、すぐに押し戻されました。
今回は、直近の高値は2007/7/9の18261円。そして最安値は2009/3/10の7054円。
この調整期間は21ヶ月で短すぎるし、200日線も下向きのままです。
こうした分析結果から、今回の1万円台はすぐに押し戻される可能性がある、と言う見方です。
今回の1万円台回復について、「強気派」と「弱気派」に分かれているのは、やはり実体経済がまだ回復とは言えないからだと思います。
日経ヴェリタスによると、今回の1万円回復のスピードですが、「早い」との見方があったり、今後1万円を割るとの見方もあります。
まずは、回復のスピード。
バブル後最安値は2003年に付け、その後2007年夏まで株価は上昇しました。
最安値は2003年4/28に7607円を付け、その後8/18に10032円を付けました。
その差は、金額にして+2425円、+32%。
日数は、3ヶ月20日。
今回は、
3/10に最安値7054円を付け、6/12に10135円に回復。
その差は、金額にして+3081円、+44%。
日数は、3ヶ月2日。
2003年当時の企業業績は、2000年にITバブルがはじけ、ようやく業績が回復し前年比7割の増益を示した後の回復です。
つまり、業績回復を確認した後の株価の回復です。
しかし、今年の3月期は企業業績が前年比6割も落ち込み、しかも来年も8%落ちると予想されている中での株価上昇です。
そのため、今回の1万円回復は、「2年先の業績回復を織り込んだもの」とも言われ、”早すぎた回復”であって、このまま上昇するには現実の企業業績が追いついてこないと、一本調子では上がらないと見ている人もいます。
もう一つの見方は、テクニカル分析面からの見方。
株価の動向を分析する専門の人を「テクニカルアナリスト」と呼び、基本的に過去の株価の動きで、今後を予測しています。
あるアナリストは、「日経平均株価の200日移動平均線を超えて、現在の株価は上昇しているが、200日線の向きがまだ上向きになっていないため、すぐに調整されて200日線以下に株価は押し戻される」と予想しています。
その根拠として、過去の経験則によると、
ITバブルのピークであった2000/4/12の20833円から、2003/4/28の7607円までの最安値までは、37ヶ月の調整期間が必要でした。
その途中2回ほど、200日線にタッチしたことがありましたが、200日線が下向きであったため、すぐに押し戻されました。
今回は、直近の高値は2007/7/9の18261円。そして最安値は2009/3/10の7054円。
この調整期間は21ヶ月で短すぎるし、200日線も下向きのままです。
こうした分析結果から、今回の1万円台はすぐに押し戻される可能性がある、と言う見方です。
今回の1万円台回復について、「強気派」と「弱気派」に分かれているのは、やはり実体経済がまだ回復とは言えないからだと思います。