FPよもやまばなし

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民主党の税制「グッド減税・バッド課税」

衆議院選挙については、毎日ニュースで解散時期の予想日が報道されています。

先日民主党の「年金制度の改革案」について記事にしました。

今日は税制について。
民主党が選挙に勝つと、税制はどのように変わっていくのか。

日経ヴェリタスの記事より。

2007年12月の税制改正大綱と2008年12月の税制抜本改革アクションプログラムで、民主党は税制の抜本改革を打ち出しています。

消費に関する課税は消費税に一本化し、個別間接税は「グッド減税・バッド課税」の考え方に基いた課税体系にすると発表しました。

この「グッド減税・バッド課税」ですが、
たとえば、酒税・たばこ税は「国民の健康確保を目的とする税に改めるべき」としています。

たばこは「喫煙率を下げることを目的」として、たばこ税率を引き上げ、1箱1000円も視野に入っています。
値上げにより、喫煙者が減り、税収も減ることは予想されますが、喫煙率を下げることが目的のため、税収減は容認するそうです。

酒税については、「アルコール度数に応じた」税率に改めることが検討されています。
アルコール度数が高ければ、それだけ健康への負荷も大きいというこが背景にあります。

ビールは大瓶1本345円のうち、45%が税金で突出して高くなっています。
アルコール分1度1リットル当りの酒税はビール44円に対し、ビールに比べアルコール度数が高いワインは7円となっています。

これをアルコール度数に応じた税率となると、ビールの価格は下がると予想されます。
一方、価格が安い第3のビールは、ビールとアルコール度数が同じであれば、価格が上がると予想されます。
(アルコール度数の基準をどこに置くかで、価格は動く)

こうなると、ビール業界の勢力図も変わることも考えられます。
また、JTも国内のだばこ事業はかなり厳しくなるでしょうね。

一方で、自動車に関わる税制の見直しも検討されています。

まずガソリン税は、昨年4月に暫定税率が1ヶ月間だけ無くなりましたが、民主党はもともと「永久に無くす」と言っているので、民主党が選挙に勝てば、ガソリン価格はまた下がるかもしれません。

また「CO2の排出量に応じた税制」も検討しているとの事で、エコカーの税金が、かなり有利になる体系になっていくかもしれません。


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民主党の税制「グッド減税・バッド課税」