代表的な住宅ローン商品「フラット35」の金利が前月比0.17%下がりました。
過去1年半の間では、最大の下げ幅です。
新発10年もの国債の金利も0.13%下がり、これを受けての利下げです。
住宅ローンは長期間の貸出金利のため、「10年もの国債の利回り」を参考に、金利水準が決められていきます。
「新規に発行された10年もの国債の利回り」の推移と比べてみると、昨年の10月までは、住宅ローンの金利は1ヶ月遅れで動いているのが分かります。
しかし、10月以降は、経済危機により雇用不安をはじめ、収入低下等の”個人の信用リスク”が高まり、貸出金利にリスクプレミアムが付いて、
国債の金利は下がっても、住宅ローン金利は下がらず、むしろ上がるという、逆の動きも見られます。
また、今年になって、国債金利は上昇し続けていますが、住宅ローンは一定の範囲で上下する動きを見せています。
動きが読みにくくなっていましたが、ここにきて、同じ動きとなりました。