「リーマン・ショック」から1年が経ちます。
昨日は、「株価はどうなった?」と題して、世界各国の株価の騰落率について記事にしましたが、今日は「経済状況」について書きます。
日経新聞の特集記事より。
◆アメリカの輸入額
世界的な不況の元となったアメリカは、リーマン・ショック前までは、「借金をして購入する」と言う旺盛な消費に経済が支えられてきました。
日本や中国の経済も、アメリカへの輸出によって支えられてきた面があります。
では、アメリカの輸入額は・・・
・昨年7月~9月 約5600億ドル ピーク
・今年4月~6月 約3700億ドル -34%
今年の春、オバマさんは「今後はアメリカの消費に期待しないでくれ」と言いました。
アメリカの家計では、借金を減らし、貯蓄を増やし、消費を減らしています。
アメリカ頼みの経済発展は、期待できなくなりました。
◆中国の輸出
今年に入ってからの、中国の株価の上昇率は目を見張るものがありますが、これは、中国政府の公共投資や消費刺激策によるものです。
過去数年の中国の経済成長の源は、「世界の工場」と言われた”輸出”にありました。
・昨年8月の輸出額 ・・・ 約1330億ドル
・今年6月の輸出額 ・・・ 約 940億ドル -29%
◆失業率
・アメリカ ・・・ 9.7%(8月) 26年ぶりの悪さ
・日本 ・・・ 5.7%(7月) 過去最悪
・ユーロ圏 ・・・ 9.5%(7月) 10年ぶりの悪さ
株価については新興国がリーマン・ショック前に戻し、特に中国は40%以上も上昇。
一方、先進国は10%以上のマイナスのまま。それでも最悪期からは随分と戻しています。
株価は半年から1年程度将来の、経済状況が反映されるとも言われます。
しかし現在の経済実態は、株価の戻り状況に比べると、まだまだであることは明らか。
”先読み”の株価のとおり、経済も復活していくのか?
一部の経済アナリストは、「今後”2番底”を迎える」とも言っています。
現在少しずつ回復している経済は、各国政府の経済対策によるもので、本物ではないのは確か。
対策が息切れすると、経済はもう一度下向きになるとの見方です。
将来の経済成長対策と同時に、消費刺激策も再度必要になりそうです。
昨日は、「株価はどうなった?」と題して、世界各国の株価の騰落率について記事にしましたが、今日は「経済状況」について書きます。
日経新聞の特集記事より。
◆アメリカの輸入額
世界的な不況の元となったアメリカは、リーマン・ショック前までは、「借金をして購入する」と言う旺盛な消費に経済が支えられてきました。
日本や中国の経済も、アメリカへの輸出によって支えられてきた面があります。
では、アメリカの輸入額は・・・
・昨年7月~9月 約5600億ドル ピーク
・今年4月~6月 約3700億ドル -34%
今年の春、オバマさんは「今後はアメリカの消費に期待しないでくれ」と言いました。
アメリカの家計では、借金を減らし、貯蓄を増やし、消費を減らしています。
アメリカ頼みの経済発展は、期待できなくなりました。
◆中国の輸出
今年に入ってからの、中国の株価の上昇率は目を見張るものがありますが、これは、中国政府の公共投資や消費刺激策によるものです。
過去数年の中国の経済成長の源は、「世界の工場」と言われた”輸出”にありました。
・昨年8月の輸出額 ・・・ 約1330億ドル
・今年6月の輸出額 ・・・ 約 940億ドル -29%
◆失業率
・アメリカ ・・・ 9.7%(8月) 26年ぶりの悪さ
・日本 ・・・ 5.7%(7月) 過去最悪
・ユーロ圏 ・・・ 9.5%(7月) 10年ぶりの悪さ
株価については新興国がリーマン・ショック前に戻し、特に中国は40%以上も上昇。
一方、先進国は10%以上のマイナスのまま。それでも最悪期からは随分と戻しています。
株価は半年から1年程度将来の、経済状況が反映されるとも言われます。
しかし現在の経済実態は、株価の戻り状況に比べると、まだまだであることは明らか。
”先読み”の株価のとおり、経済も復活していくのか?
一部の経済アナリストは、「今後”2番底”を迎える」とも言っています。
現在少しずつ回復している経済は、各国政府の経済対策によるもので、本物ではないのは確か。
対策が息切れすると、経済はもう一度下向きになるとの見方です。
将来の経済成長対策と同時に、消費刺激策も再度必要になりそうです。