このところ円高が進んでいます。
短期的な為替レートの動きは、日本と外国の金利差に沿うことが多いと言われます。
昨年9月のリーマンショック前後の金利差と為替レートの動きは、まさにドンピシャリ。
しかし、今年の春~初夏にかけては相関がなくなりました。
そして、6月以降については、再び相関が見られます。
日米金利差は、6月末に2.2%でしたが、10/6は2.0%に縮まりました。
縮小幅は10%です。
一方の為替レートは、6月末の96円が10/6は88円になりました。
8%の円高です。
(9月に入っての円高は、藤井大臣の円高容認発言の影響もあります)
このところ円高とともに株も値下がりしていて、リスク資産である株から、安全資産である国債への買いが集まっていて、これが金利低下を進めています。
そして、金利低下は為替レートを動かします。
円高は一方で、輸出で儲ける企業の利益を減らしますので、株価が下がります。