FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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長期金利が上昇し、一部株価が下落

長期金利(新発10年もの国債金利)が上昇しています。

10/27には、2ヵ月半ぶりに1.4%を超えました。

10月に入り、一本調子で長期金利は上昇しました。

金利が上がる局面は2つあります。

一つは、景気回復の期待から、株が買われ(株価上昇)、債券が売られるとき。

もう一つは、国債の発行が増え(ると予想され)、金利に上昇圧力が掛かるとき。
国が国債を増発するときは、財政が厳しいときです。
リスクが高まるので投資家は、金利の上昇を求めます。

今回の金利上昇は、両面があると言われています。

来年の予算の概算要求が95兆円に達し、民主党政権の財政に疑問符がつき、不安感を映した「悪い金利上昇」。
そして、今後の景気改善への期待感からくる「良い金利上昇」。

しかし、この金利上昇により、一部企業の株価は下落しています。

借金を多く抱える企業にとっては、金利上昇は支払利息の増加が予想され、利益の圧迫要因となるため、株価が下落します。

日経新聞によると、比較的借金(有利子負債)や国債の保有が多い業界の株価が下がっているとのこと。

10/6~10/27までの株価の騰落率を見てみると、

日経平均株価は+5.6%だったのに、借金が大い電力会社は-6.4%。
また、国債が多い保険会社は-7.1%となっています。
(国債は金利が上昇すると、国債の価格が下がり運用損を出す場合もあります)

1.4%の金利を付けた27日は、不動産株も下落。

景気が上向いているとは言えないために、金利の上昇にも株式市場は敏感になっています。


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長期金利が上昇し、一部株価が下落