国土交通省の発表によると、6月の新設住宅の着工数は7.3万戸となり、前年同月比では+5.8%と、3ヶ月連続のプラスとなりました。
尚、前月比では+13.9%の大幅増加となっています。
6月の着工数の内訳を見てみると
「持ち家」は2ヶ月連続で前年比減少し、-2.6%。
「賃貸」は9ヶ月ぶりに増加。+4.6%です。
「分譲住宅」は前年比では16ヶ月連続の増加で、+21.6%。
東日本大震災の影響で、岩手、福島は、-40%前後の大幅な落込みとなっていますが、
宮城+35%と大幅増加。これは貸家とマンションの増加です。
ちなみに静岡県は、戸数が2155戸で前年比-12.6%、内「持ち家」が1322戸で-0.5%。
住宅産業は、自動車と並んで”裾野”が広い産業です。
住宅産業が持ち直せば、日本経済も明るくなってくると思います。
長期金利が現在1.1%程度と低く、今年は政府の住宅建築対策もありますので、まだ住宅建築は増えていきそうです。
【今年の住宅建築の特典】
◆住宅ローン減税
所得税・住民税の控除が、10年間で最大で合計600万円
◆住宅建築に関わる贈与税の非課税枠拡大
基本・・・110万円までの贈与は無税
H23年は+1000万円まで拡大
(住宅新築と増改築のために、両親、祖父母から贈与された場合)
◆フラット35の金利優遇
長期の固定金利の住宅ローン「フラット35」について、
今年12/30までに申し込めば、当初の10年間は、適用金利から1%優遇。
(参考;2011/7月 21年以上の金利 2.39 → 1.39%
2000万円を35年で借りると、200万円程度利息が軽減されます)