9月のアメリカの失業率は、前月と横ばいの9.1%。
10/ 7月・・・ 9.5% 8月・・・ 9.6% 9月・・・ 9.6%
10月・・・ 9.7% 11月・・・ 9.8% 12月・・・ 9.4%
11/ 1月・・・ 9.0% 2月・・・ 8.9% 3月・・・ 8.8%
4月・・・ 9.0% 5月・・・ 9.1% 6月・・・ 9.2%
7月・・・ 9.1% 8月・・・ 9.1% 9月・・・ 9.1%
非農業部門の雇用者数は、前月の5.7万人増から、10.3万人増に増加。
【前月比】
10/7月・・・- 4.9万人 8月・・・- 5.9万人 9月・・・- 2.9万人
10月・・・+17.1万人11月・・・+ 9.3万人12月・・・+15.2万人
11/1月・・・+ 6.8万人 2月・・・+23.5万人 3月・・・+19.4万人
4月・・・+21.7万人 5月・・・+ 5.3万人 6月・・・+ 2.0万人
7月・・・+12.7万人 8月・・・+ 5.7万人 9月・・・+10.3万人
内訳
政府部門 7月- 4.6万人 8月+ 1.5万人 9月- 3.4万人
民間部門 +17.3万人 +4.2万人 +13.7万人
政府部門の雇用マイナスはなかなか上向きません。
民間部門の雇用は、8月の増加幅に比べると大きく増加。
尚、9月は、8月に行われた一企業のストライキ終了による職場復帰+3.8万人が、雇用増とカウントされたことが影響しています。
民間部門の雇用が、10万人程度と、緩やかながらも継続していることが確認されました。
雇用の増加は、消費の回復となります。
その意味では、日本のみならず、世界の景気を考えた場合、アメリカの景気回復はとても重要です。
アメリカの企業は業績が悪化すると、即雇用調整に動きますが、一方で回復すれば雇用も回復していきます。
ですので、景気の状況が良く分かります。
ところで、アメリカの労働状況はアメリカの労働省のホームページに詳しく書かれていて、これを見ると、アメリカらしい統計データが見ることができます。
それは、失業率を人種別に記載している点。
全体では、9.1%(男性9.4%、女性8.7%)としていますが、
・白人 ・・・ 8.0%
・黒人、アフリカ系 ・・・16.0%
・アジア系 ・・・ 7.8%
・ヒスパニック、ラテン系 ・・・11.3%
よく聞く話しですが、白人の方が雇用環境は良さそうです。
アジア系もいいですね