2012年公開のヒューマンドラマ
スピルバーグ監督作品。
数奇な運命をたどり、"奇跡の馬"と呼ばれた軍馬と人との、心温まる物語。
第一次世界大戦では、イギリス軍は100万頭の馬を徴用し、戦後イギリスに戻ってきたのは僅か6万頭だった。
1頭の子馬が、ある農夫の見初められ、競り落とされる。
サラブレッドが農耕馬のごとく畑を耕し、飼い主の少年と触れ合ったとき、
世界大戦が始まり、家計を助けるため、農夫は馬をイギリス軍へ売る・・・
その後ドイツドイツ軍の軍馬として使われたり、フランス農家で飼われたり、と運命に翻弄されていく。
第一次世界大戦の映画でも、イギリス側とかドイツ側とかではありません。
常に馬の目線で描かれています。
イギリス軍にもドイツ軍にも馬を愛する人はいて、馬と人との交流がテーマ。
「プライベート・ライアン」の冒頭20分のノルマンディ上陸作戦の、ハンディカメラでの激しい戦いシーンを彷彿とさせる、イギリス軍とドイツ軍の戦場シーンでは、やはりハンディカメラで臨場感がある戦闘シーンが見られました。
それにしても馬の演技が素晴らしい。