FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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アメリカの失業率は低下

アメリカの失業率は低下

米国労働省の発表によると、11月のアメリカの失業率は、前月より0.2ポイント悪化の7.7%。

2009.1月の7.8%以来の水準です。

オバマさんとしては、大統領任期中に、ようやく元の水準に戻しました。

11/10月・・・ 8.9% 11月・・・ 8.7% 12月・・・ 8.5%
12/ 1月・・・ 8.3%  2月・・・ 8.3%  3月・・・ 8.2%
   4月・・・ 8.1%  5月・・・ 8.2%  6月・・・ 8.2%
   7月・・・ 8.3%  8月・・・ 8.1%  9月・・・ 7.8%
  10月・・・ 7.9% 11月・・・ 7.7%

非農業部門の雇用者数は、前月の13.8万人増から14.6人増と、5か月連続で10万人を超えています。

しかし、失業率の安定的な改善に必要な20万人増加には、まだまだ至らない状況が続いています。

【前月比】
11/10月・・・+11.2万人11月・・・+15.7万人12月・・・+22.3万人
11/ 1月・・・+27.5万人 2月・・・+25.9万人 3月・・・+14.3万人
   4月・・・+ 6.8万人 5月・・・+ 8.7万人 6月・・・+ 4.5万人
   7月・・・+18.1万人 8月・・・+19.2万人 9月・・・+13.2万人
  10月・・・+13.8万人11月・・・+14.6万人

内訳
政府部門 9月+ 1.0万人  10月- 5.1万人  11月- 0.1万人
民間部門    +13.3万人      +18.9万人     +14.7万人

政府は僅かにマイナスのものの、民間はやや減りました。
建設業が2万人減っているので、10月下旬にアメリカ東部海岸を襲った、ハリケーンの影響が多少出てるかもしれません。

民間部門の雇用は、改善の目安とされる10万人を大きく上回りました。


雇用の増加は、消費の回復となります。
その意味では、日本のみならず、世界の景気を考えた場合、アメリカの景気回復はとても重要です。

アメリカの企業は業績が悪化すると、即雇用調整に動きますが、一方で回復すれば雇用も回復していきます。
ですので、景気の状況が良く分かります。


ところで、アメリカの労働状況はアメリカの労働省のホームページに詳しく書かれていて、これを見ると、アメリカらしい統計データが見ることができます。

それは、失業率を人種別に記載している点。
全体では、7.7%(男性7.9%、女性7.6%)としていますが、

・白人           ・・・ 6.8%
・黒人、アフリカ系    ・・・13.2%
・アジア系         ・・・ 6.4%
・ヒスパニック、ラテン系 ・・・10.0%

よく聞く話しですが、白人の方が雇用環境は良さそうです。
アジア系もいいですね


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アメリカの失業率は低下