
アメリカの主要な住宅価格指数「 S&P/ケース・シラー住宅価格指数 」によると、2013年4月の主要10都市平均の指数は、季節調整前で前年同月比+11.6%の上昇となりました。
主要20都市では+12.1%の上昇。
住宅価格は、前年比では全都市が上昇。
内、12都市が2桁上昇率を示し、中でも、アトランタ、ラスベガス、フェニックス、サンフランシスコは+20%を超え、過熱とも言える上昇が続いています。
また前月比でも、主要10都市+2.6%、20都市で+2.5%の上昇となり、前月比の伸びとしては過去最大。
前年比での上昇は11か月連続。
20都市の前年比の上昇率は、2006年3月以来の最高の上昇率となっています。
これを受け、アメリカのエコノミストは「このところの株価下落よりも、住宅価格の回復は大きな意味を持つ」とコメントしています。
家計が改善しつつあり、新規住宅着工数が増え、中古住宅の在庫が減ってきていて、差し押さえも減少してきていることが、住宅価格の上昇につながっています。
一方で、
5月の住宅着工件数は前年同月比で+28.6%。前月比は+6.8%。
戸数は、年率換算で91.4万戸の水準。
前年比では引き続き増加継続中。前月比でもプラスとなりました。
また、この指標の先行指標となる「着工許可件数」は、前年比+20.8%、前月比-3.1%の年換算97.4万戸と、引き続きの高水準。
アメリカの住宅市場については、FRB議長が”金融緩和の出口”について報告し、長期金利が上昇し始めましたが、まだ住宅ローンの金利は日本と同様に歴史的な低水準にあり、これが支える形で建築面・販売面では回復していて、価格面でも「回復」が伺える状況となりました。
住宅市場がアメリカの景気を下支えしています。
世界的な不況の大元は、アメリカの住宅バブルの崩壊から始まりました。
今後も推移を見守りたいと思います