2016年公開の時代劇
18世紀後半の江戸時代、仙台藩の奥州街道吉岡宿(現在の宮城県黒川郡大和町吉岡)の百姓町民が、私財を投げ打って、宿場を救った実話の物語。
町民が1000両(現在の価値で3億円)を集めて藩に貸付、その利息1割を毎年藩からもらうことで、宿場の財政を立て直した話です。
原作者は「武士の家計簿」の磯田道史。
「武士の家計簿」も実話で感銘を受けましたので、今作も期待してましたが、素晴らしい作品でした。
コメデイタッチの予告編でしたが、物語はまったく真面目。
ラストは現代の吉岡の街並みが写され、物語の中心となった酒屋が出てきたときは感動。涙。
「無私」の心意気が300年も続ける秘訣なんでしょうね。
第7代伊達藩主として、なんとスケートの"羽生選手"が出演。
若殿様の役を、なかなかいい感じで演じていました。
ファンがまた増えます。