FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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8月の住宅着工数は前年比若干増加

8月の住宅着工数は前年比若干増加

国土交通省が2016年9月30日に発表した、2016年8月の新設住宅の着工数は8.2万戸となり、前年同月比では+2.5%と、2か月連続の前年比増加となりました。

尚、前月比では-3.5%の減少。 

2014年の消費税増税から2年4か月。(次の増税は2019年10月予定)

8月の着工数の内訳を見てみると、
「持ち家」は7ヶ月連続の前年比増加となり、+4.3%。

「賃貸」は10ヶ月連続のプラスとなり、+9.9%。
※相続対策でアパート建設が続いているようです。

「分譲住宅」はマイナスに転じ、-12.7%。

分譲住宅のうち、マンションは東京、神奈川、大阪、兵庫等が前年比減少しましたが、 中でも東京は半減し、3か月連続の減少です。
一戸建ては10ヶ月連続のプラスとなりました。

さて、静岡県の着工数は、
着工戸数が   2405戸  前年比+14.3%
 内「持ち家」が1207戸  前年比+7.4%


◆住宅産業は、自動車と並んで”裾野”が広い産業です。
住宅産業が持ち直せば、日本経済も明るくなってくると思います。

「マイナス金利」の導入により、国債の長期金利が現在-0.1%程度と低く、これを受けて住宅ローンの固定金利は8月に過去最低を付けています。
また、今年は政府の住宅購入対策もありますので、住宅建築には良い時期だと思います。

【今年の住宅建築の特典】

◆住宅ローン減税
   所得税・住民税の控除が、H31年/6月※までは10年間合計で最大400万円。
   長期優良住宅と一定の省エネ住宅「認定低炭素住宅」には、10年間で100万円上乗せ。
   また、年収に応じて、現金給付制度もあります。(10万円~30万円)

   ※消費税増税が2019年まで延期される為、減税時期も延長されると思います。

◆住宅建築に関わる贈与税の非課税枠拡大
   基本・・・110万円までの贈与は無税
    H28年/1月~H29年/9月※までは700万円(省エネ性能がよければ更に+500万円) 
  (住宅新築と増改築のために、両親、祖父母から贈与され、翌年の3/15までに上棟した場合)

   ※消費税増税が2019年まで延期される為、非課税時期も延長されると思います。

◆相続時精算課税制度の住宅取得資金の特例
   住宅取得のために、親(年齢制限無し;本来は60歳以上)が子供に2500万円までの贈与をした場合は、
   贈与税は非課税。但し、相続時に贈与額を相続したものとして相続税の課税対象となる。

    (50㎡以上の床面積、翌年3/15までに上棟、H31年6月※までの贈与、贈与税の非課税枠も併せて使用可能

    ※消費税増税が2019年まで延期される為、非課税時期も延長されると思います。

◆フラット35の金利優遇
   長期の固定金利の住宅ローン「フラット35S」について、
   当初の10年間は、適用金利から0.3%優遇。
   (5年間優遇タイプもあります。)
     
   (参考;2016/9月 21年以上の金利 1.02% → 0.72% 最長10年間軽減
   3000万円を35年で借りると、10年間優遇のタイプで、90万円程度利息が軽減されます)


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