厚生労働省から2013年の「健康寿命」(男71.2歳、女74.2歳)が発表されていますが、高齢化とともに話題になるのは「要介護者」の増加。
※健康寿命・・・介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間。
高齢者は毎年増えていますが、要介護者数も毎年増えていて、人数だけが報道では触れられますが、高齢者が増えれば要介護者も増えるのは必然。
厚生労働省が発表する「介護給付費実態調査月報(2017年4月審査分)」と、総務省統計局が発表する「人口推計(2017年4月概算値)」を基にして、2017年4月の介護リスクを試算しました。
2017年4月1日での日本の65歳以上の人口は、3491万人。(前年比+57万人)
65歳以上で公的介護保険の認定を受けている人は、631万人。(前年比+13万人)
65歳以上の介護認定比率は18.1%。(前年比+0.1ポイント)
これを5歳刻みで見ていくと、グラフのとおり年齢とともに介護比率が高まっていきますが、80歳から急激に高まり、
85歳以上では、女性は65.8%(前年比+0.7ポイント)、男性は46.7%(前年比+0.4ポイント)
2015年の女性の平均寿命は87.1歳ですが、健康寿命は74.2歳。
(病気・介護期間12.9年)
男性の平均寿命は80.8歳ですが、健康寿命は71.2歳。
(病気・介護期間 9.6年)
平均寿命は延びていますが、介護状態になっている人もかなりの比率でいることが分かります。