「永久債」と呼ばれる債券があります。
普通の債券は、金利が付いて、一定期間後に償還されて、元本が返ってきます。8/26の記事では「割引国債」の話を書きました。あの債券は、金利分を先に差引かれた価格で買い、償還されるときは額面で戻ってくるものでした。
では、「永久債」はと言うと・・・
元本償還の規定がなく、債券を発行した所がつぶれなければ、永久に利子が支払われ続ける債券のことを言います。
例えば、利息が100円で利子が5%である場合、債券価格は2000円になります。
毎年、100円の利息がもらえるので、20年で元本を取り戻します。そして、20年以上は元本を上回り利益となります。
ずっと持ち続け、子孫にも残していけば、これはりっぱな財産です。(但し、一般には売られていませんが)
1980年代の後半に欧米の一部の銀行がこの債券を発行しています。日本では1992年に発行が認められ、やはり銀行が発行しました。
この債券、見方を換えると、まるで株式と配当の関係と同じです。
株式は元本の償還義務はありません。そして利益が出れば配当します。特に安定的に利益を出していれば、その意味合い永久債と同じです。
発行した会社にとっては元本償還がなく、決められた金利を支払っていくので、本来債券と言う「負債」なのですが、「自己資本」と同じ意味を持つことになるわけです。
中でも「永久劣後債」は、永久債かつ劣後債(倒産した時、資金が余っていれば返済される)のため、株式の性格が強く、一定割合を自己資本に組み入れてもいいようです。
普通の債券は、金利が付いて、一定期間後に償還されて、元本が返ってきます。8/26の記事では「割引国債」の話を書きました。あの債券は、金利分を先に差引かれた価格で買い、償還されるときは額面で戻ってくるものでした。
では、「永久債」はと言うと・・・
元本償還の規定がなく、債券を発行した所がつぶれなければ、永久に利子が支払われ続ける債券のことを言います。
例えば、利息が100円で利子が5%である場合、債券価格は2000円になります。
毎年、100円の利息がもらえるので、20年で元本を取り戻します。そして、20年以上は元本を上回り利益となります。
ずっと持ち続け、子孫にも残していけば、これはりっぱな財産です。(但し、一般には売られていませんが)
1980年代の後半に欧米の一部の銀行がこの債券を発行しています。日本では1992年に発行が認められ、やはり銀行が発行しました。
この債券、見方を換えると、まるで株式と配当の関係と同じです。
株式は元本の償還義務はありません。そして利益が出れば配当します。特に安定的に利益を出していれば、その意味合い永久債と同じです。
発行した会社にとっては元本償還がなく、決められた金利を支払っていくので、本来債券と言う「負債」なのですが、「自己資本」と同じ意味を持つことになるわけです。
中でも「永久劣後債」は、永久債かつ劣後債(倒産した時、資金が余っていれば返済される)のため、株式の性格が強く、一定割合を自己資本に組み入れてもいいようです。