FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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ベンジャミン・フランクリン

ベンジャミン・フランクリンの名前は多くの方が知っていると思います。
300年前に生まれたアメリカ人で、「アメリカ独立の父(100$紙幣に肖像が描かれています)」であり、「雷は電気である」と証明した人で有名だと思いますが、実は「金儲け」にも長けていた人です。

印刷業、新聞発行で経済的に成功し、働かなくても生活できるだけのお金を手に入れたあとは、そのお金を社会のために役立てています。
そしてあの有名な言葉を残しています。「時は金なり」

彼は1790年に亡くなったのですが、その時、アメリカの2つの町「フィラデルフィア」と「ボストン」に「1000ポンド=5000ドル」のお金を寄付しました。遺志として、100年後と200年後にしかお金は使わないように指示しました。
町は彼の指示に従って運用を続け、100年後に50万ドル使い、残りは更に100年間運用を続けました。
そして、彼が亡くなって200年後の1990年に、その寄付したお金は2000万ドルとなり、元本の4000倍にも成長したのです。

フランクリンは「時は金なり」だけでなく「信用は金なり」=金が金を生む=複利の効果 を遺志によって証明しました。

(注;1000ポンド・・・アメリカのドルは1785年に採用されました。ですのでそれまでは、イギリスの通貨ポンドがアメリカでも使われていたのです)

この長期の運用による効果は、こんなデータによっても示されています。(イボットソン社のデータより)
1925年にアメリカの株式市場に1$投資していたら、80年後の現在は2500$に増えています。年率11%です。

しかし人間の寿命は80年程度ですので、こんな恩恵を受けれる人は殆どいません。
でも、フランクリンのように「世代を超えて増やしていこう」と思えば、私達の子孫は助かりますね。
もっとも、「お金は自分が生きている内に使おう」と言う誘惑に勝てれば・・・の話です。


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ベンジャミン・フランクリン