厚生労働省から2016年の「健康寿命」(男72.1歳、女74.8歳)が発表されていますが、高齢化とともに話題になるのは「要介護者」の増加。
※健康寿命・・・介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間。
高齢者は毎年増えていますが、要介護者数も毎年増えていて、人数だけが報道では触れられますが、高齢者が増えれば要介護者も増えるのは必然。
厚生労働省が発表する「介護給付費実態調査月報(2020年1月審査分)」と、総務省統計局が発表する「人口推計(2020年1月確定値)」を基にして、2020年1月の介護リスクを試算しました。
2020年1月1日での日本の65歳以上の総人口は、3593万人。(前年比+31万人)
65歳以上で2020年1月時点で公的介護保険の認定を受けている人は、675万人。(前年比+12万人)
65歳以上の介護認定比率は18.8%。(前年比+0.2ポイント)
これを5歳刻みで見ていくと、グラフのとおり年齢とともに介護比率が高まっていきますが、80歳から急激に高まり、
90歳以上では、女性は80.6%、男性は63.9%
2016年の女性の平均寿命は87.1歳ですが、健康寿命は74.8歳。
(病気・介護期間12.3年)
男性の平均寿命は80.9歳ですが、健康寿命は72.1歳。
(病気・介護期間 8.8年)
平均寿命は延びていますが、介護状態になっている人もかなりの比率でいることが分かります。