FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

ふくろいFP-SERVICE」は・・・

静岡県西部・中部地方(浜松,磐田,袋井,掛川,菊川,御前崎,島田,藤枝,焼津,静岡)を中心に、家計の専門家であるファイナンシャルプランナーが、
子育て世代に評判の「マネースクール」の開催から始まって、お客様の家計診断、ライフプラン(キャッシュフロー表)の作成、資産形成・運用提案、住宅ローン相談、相続対策など、
お金についてのONE-STOPサービスをご提供いたします。
ふくろいFP-SERVICの詳細については以下をクリックしてください。


虚偽の株式大量保有報告書

川崎市の会社が「有名上場企業の株式を51%取得した」との報告を、電子開示システム「EDINET」で流しました。

EDINETは、上場企業の有価証券報告書や、投資家が提出する大量保有報告書などをインターネットで閲覧できる、金融庁の仕組みです。
https://info.edinet.go.jp/EdiHtml/main.htm

上場企業の重要な報告事項は、株価に影響を与えますので、「多くの投資家に即時に伝えるため」、このシステムがあります。

今回は、「トヨタ、NTT、ソニーなど有名な企業の株式を半分以上取得した」との虚偽報告を、このシステムを使って悪用したわけです。
株式の51%を取得したということは、その会社の経営権を実質握ることが出来るわけですから、株式市場に与える影響はとてつもなく大きくなります。

この虚偽報告は1/25(金)の株式市場の取引が終了したPM4:12に流され、週明け1/27の取引が始まる前に「虚偽認定」されました。
それにしても、意図的に虚偽情報を流すことができてしまうシステムには問題ありです。

だからと言って、事前チェックの仕組みを入れると、「即時に投資家に伝える」ことができなくなるため、システムの本来の機能が果たせなくなります。

そこで、金融庁は虚偽の報告したものに対しては、「課徴金等の罰則規定」を設けることにするようです。

それにしても、今回の虚偽報告の目的は何だったのでしょう?
市場を混乱させてほくそ笑む愉快犯?


この記事へのコメント :
このニュース 私も読みました
本当,動機は何なのでしょうか
単なる愉快犯にしても
もう少し信憑性のあるニュースにしたらと
思うのですが そういう意味で
幼稚さも感じます
いずれにしても 変な規制で市場を
混乱させて欲しくないので「課徴金の
罰則規定」は賛成ですね
Posted by 海援隊海援隊 at 2008年01月28日 20:16
確かにもう少し信憑性のある話なら、今日の株式相場は更に荒れていたかもしれませんね。
Posted by FP鈴木FP鈴木 at 2008年01月28日 21:46

削除
虚偽の株式大量保有報告書