「ビッグマック指数」ってご存知ですか?
経済学を勉強されたことがある方は、聞いたことがあるかもしれません。
イギリスの経済誌「エコノミスト」が考案して、発表している「為替レート」です。
マクドナルドが世界100カ国以上で販売しているビッグマックは、基本的には同一品質のものが販売されているので、各国のビッグマックの価格を比較すれば、各国の経済力が分かるということです。(一物一価の考え方)
ニューヨークのビッグマックは税抜き3.49$に対し、東京では276円ですので、1$=79円が適切な為替レートと計算されます。
いかがでしょうか?
現在円高が進んで1$=100円程度となっていますが、ビッグマック指数で言えば79円という円高が妥当となります。
円高のメリットは、輸入価格が下がることと、もう一つは海外旅行をする場合、沢山のドルに交換できて、旅行が"安く"できることです。
先日テレビで、ヨーロッパやオーストラリアから日本に訪れた旅行者のコメントが「安く旅行ができて、とてもいい。日本は物価高と聞いていたが、安いよ」とのこと。
一瞬「えっ??」と思ったのですが、オーストラリアドル、ユーロから見たときの円レートは、円安となっていますので、日本への旅行は"安い"イメージとなっているようです。
オーストラリアドル・・・3年前よりも25%円安
ユーロ・・・3年前より19%円安
こんなに円安になっているので、ヨーロッパやオーストラリアの人たちから見れば、今は絶好の日本旅行のタイミングです。
日本人から見れば、アメリカ旅行が安く行けれるタイミングです。