FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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期待はずれの賃上げ

自動車、電機メーカーの賃上げ回答がありました。どこも昨年並みの賃上げで終わりました。
なんとも残念です。

昨年の12月初旬の頃は、経団連の御手洗会長も「賃上げ容認」だったのですが、年明け後の急激な円高、原油高、アメリカ経済の不透明感など、企業業績にとってマイナス面が進展し、結果として「先行きが厳しい中で、昨年並みというのは頑張った」と御手洗会長がコメントしました。

企業は常に数年先を見ながら事業運営をしていきます。
一方で賃金は”複利”の効果で増えていきます。(組合は”前年比UP”を要求します)

ある研究機関は、主要企業の今年の賃上げ率を1.9%と試算していますが、仮にこれが”複利”で5年続くと、5年後には10%UPとなりますので、今年500万円の年収の方は5年後には550万円の年収となるわけです。

経営側は常に「先行き不透明、厳しい」と言って賃金抑制をしてきた結果、企業業績だけは数年連続で過去最高益を記録しました。
今年は働く私達が、報われるはずだったのですが・・・

為替レートは、昨日12年5か月ぶりに一時的に100円を突破しました。
そして日経平均株価は昨年来安値で終わりました。
日銀総裁も決められない日本。

昨年並みの賃上げ(中小企業は据置が多いと予想されています)では、昨年来の物価上昇に使われてしまい、”真水”の消費の押し上げ効果はほとんど無いかもしれません。








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