FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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自動車が減った!

自動車の保有台数が減り始めたそうです。
その数7943万台。前年比0.2%の減少。

今年2月末の記録によると、3ヶ月連続で前年同期比減少し、ついに保有台数そのものが減り始めたとのこと。
3ヶ月連続の減少は、1963年に統計が取られて以来初で、人口減や"若者の車離れ"の影響も背景にあるようです。

但し、自動車全体では減少していても、内訳として"登録車=軽自動車以外"は減少していても、"軽自動車"は増加しています。
(燃費の良い、維持費の安い"軽"が好まれているようですね。)

日本の産業の中でも、自動車産業は裾野が広く、自動車メーカーや、それを支える中小企業だけでなく、「自動車整備」「補修用部品」「カー用品」「自動車保険」「ガソリン・軽油等の燃料」などの業界にも広がっています。

これらの関連業界だけで26兆円の市場規模。

更に、自動車と言えば、道路。
先日の国会で通過した「道路整備法」によれば、10年間で59兆円の予算があり、これは「建設業」の売上となっていきます。
また、自動車税などの関連税金で8兆円。

自動車メーカーは海外で稼ぐことができますが、以上に挙げた業界の市場、関連予算・税金は国内で生み出されるものですので、国内の景気にインパクトを与えます。

この数ヶ月、東国原知事を筆頭に「道路は必要。道路特定財源の一般財源化反対」を声高に叫んでいましたが、自動車の台数が減ってくると、国土交通省が策定する道路整備計画には確実に影響します。

自動車減少⇒交通量減少⇒道路整備減少

経済局面からみると、自動車の減少はあまりよろしくないのですが、「環境」から見ればいいことだらけ。

「CO2」が減りますので、地球温暖化の進展を遅らせることができます。
また交通事故も減るかもしれない。



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