先日「続く物価上昇」の記事でも書きましたが、物価上昇は止まりません。
ますます加速しています。そのため、「生活防衛のための資産運用が必要」と書きました。
今日は、もう少し具体的に資産運用の考え方を書きます。
現在の預貯金金利で「1年もの定期預金」の金利は高くても1.0%です。(税引き後では0.8%)
一方の物価上昇率は5月に1.5%。
仮に、500万円を1年間の定期預金で運用したら、手元に入る元金+利息は税引き後で、504万円。
しかし、物価が1.5%上昇すると、7.5万円のお金の価値が目減りします。
つまり-3.5万円の元本割れが起きるわけです。
「安全だから」と言うことで、預貯金だけに頼った運用をしていると、こんなことが起きてしまいます。
つまり、物価上昇期にあっては「リスクをとって運用しないことは、リスクになる」と言う事です。
ですので、資産の一部をリスク性資産で運用することも大切なことになります。
いろいろな資産に分散し、金融資産全体で、目標利回りを得ることが重要です。例えば下記のグラフ。
1.目標利回りを決める。
2.預貯金等の安全資産に残す金額を決める。
3.動きが異なるリスク性資産の配分率を決める。
4.リスク性資産が仮に下落したときの、資産全体の下落率を試算する。
5.下落率が許容できるか確認する(具体的に金額を入れて計算)
6.目標利回りになっているか確認。
以降、目標利回りの見直しをしたり、リスク性資産の配分率を見直して調整します。
ありがとうございます!