ＦＰよもやまばなし

原油価格の指標となる、ニューヨークの原油先物価格（ＷＴＩ）が、２３日に１バレル＝１２４ドルを付けました。
最高値は７／１１の１４７ドルでしたので、１５％の値下がりです。

アメリカ政府が株の売買に規制をかけたため、「株を空売りして、原油を買う」と言う行為がしにくくなり、原油価格が調整を始めたと思われます。

一方で価格が上昇したのは、ＮＹの株価。
そして、ドル高。

ドル高と売買規制がきっかけとなって、原油市場への”投機マネー”が一部退場し、株式市場に一部流れ込んだだと思います。
（やはり、”お金は巡る”）

実態を見ても、景気減速と原油高によって、ガソリンの在庫が増えてきたり、新興国での需要減退が始まっているようなので、高騰した原油価格は、しばらく調整される見込みです。

ちなみに、株価の上昇は、売買規制に加え、アメリカ金融機関の四半期決算が想定の範囲内であったことが、ひとつのきっかけになっているようです。