消費者物価指数が、ついに2%を突破しました。
10年ぶりの高水準です。
この「2%」には意味があります。
まず、日銀が物価安定の目安としているのが「0%~2%」
そして、日本の過去30年間の平均物価上昇率が「2%」
日銀は、物価上昇が2%を超えたことによって、政策金利UPによってインフレを抑えたいはずですが、景気が下降しているため、金利UPは一層の景気悪化を招く可能性があり、この政策はとれません。
日本は長らく物価が上昇しない国でしたが、過去平均並みに物価は上昇する国になったのかもしれません。
9月からはガソリンが1リットル5円~7円程度下がりました。
一方で小麦は10月から10%上がると決まっています。
こうした背景から、市場の読みとしては、今年一杯は2%台を継続し、来年に入って少しずつ低下するとの予想です。
では、預金金利はと言うと、一年ものの定期預金では高くても1%。
これでは、物価上昇に負けています。
給料の上昇率は、と言えば、今年の春闘では大手の企業で平均1.8%でした。
賃金は上がらず、預金金利もいまひとつ。
物価上昇に負けない資産運用、生活防衛のため資産運用が必要です。