FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

ふくろいFP-SERVICE」は・・・

静岡県西部・中部地方(浜松,磐田,袋井,掛川,菊川,御前崎,島田,藤枝,焼津,静岡)を中心に、家計の専門家であるファイナンシャルプランナーが、
子育て世代に評判の「マネースクール」の開催から始まって、お客様の家計診断、ライフプラン(キャッシュフロー表)の作成、資産形成・運用提案、住宅ローン相談、相続対策など、
お金についてのONE-STOPサービスをご提供いたします。
ふくろいFP-SERVICの詳細については以下をクリックしてください。


中国経済は底堅いか その2

中国経済の成長率は、世界でも指折りの高さです。

2003年以降5年連続して10%以上の成長を続け、06年、07年は11%を超えました。

しかし、今年は8%~9%の見込みです。

中国政府は毎年8%の経済成長を目標としています。

日本や欧米諸国に比べれば、随分と高いので「凄い成長率」と思うのですが、
実はこの”8%”には意味があって、「8%成長では、0成長に等しい」とも言われているそうです。

毎年都市部で生み出される雇用者数を、1000万人と政府は見積もっており、この1000万人に仕事を提供するには、”8%”以上の成長が必要と計算しているようです。

そのため、”8%”を割ると、中国経済は崩壊するとも見られています。

逆の見方はすれば、”8%”は達成確実な数字でもあるわけです。

ひととき”11%”の成長率になった時は「過熱している」との見方がありましたが、
実は予定よりも若干プラスになっただけです。

中国政府も金融引き締めによって、投資抑制に動きましたが、8%以下にするつもりは元々なかったようです。

来年以降の成長率が気になります。

もしも、政府が経済成長の目標値を”7%”などに設定すると、景気悪化が深刻であると受け止められ、株価が下がる可能性が出てきます。


削除
中国経済は底堅いか その2