FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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中国経済は底堅いか その3

中国は何をやるにも桁が違います。

中国政府が経済対策として発表した金額は、56兆円。

この金額だけでも、とんでもなく大きいのですが、
これを受けて中央政府の各省庁や国有企業、地方政府が発表した経済対策を合計したら、なんと”500兆円”にもなるそうです。

◎ 各省庁の発表した対策額

・高速道路建設・・・28兆円
・鉄道建設   ・・・28兆円
・住宅建設   ・・・13兆円
・航空整備   ・・・ 7兆円
・電力線整備  ・・・16兆円
・環境保護
(原子力、太陽光、風力発電、汚染処理など)・・・14兆円

◎ 地方政府、直轄市(総額400兆円)

・四川省の大地震の復興他・・・42兆円
・広東省のインフラ整備・・・32兆円
・江蘇省・・・52兆円
・雲南省・・・42兆円
・上海市・・・15兆円
・重慶市・・・21兆円

過去に発表した計画を再度言っていたり、省庁間や中央と地方で重複していたりする可能性がありますが、なんとも凄い計画のオンパレード。

四川省など一部の地方政府は、省のGDPよりも多い対策を計画しています。
民間企業の投資への期待も入っているようで、財政的裏づけが乏しいものも少なくないようですが、2010年までに実施する計画とのこと。、

12億人がいる広大な中国を整備していくには、まだまだ公共投資が必要と言う事ですね。

これだけやっても、”真水”として経済成長に効く分は、09年度で1.6%、10年度は2.2%程度とのこと。

でも、これによって再び10%成長もありうるわで、やはり中国経済は底堅いのかもしれません。

ちなみに、GDPに対する国債の比率は日本が170%、アメリカなどが60%程度に対し、中国は20%で、財政的にはまだ問題ないようです。


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中国経済は底堅いか その3