ＦＰよもやまばなし

昨日記事にした「経済危機克服のための有識者会合」で、麻生さんが失言しました。

「株屋ってのは信用されていない。株をやっているといったら、田舎じゃ何となく怪しいよ。まゆにつばつけて見られるところがある。」

この発言は、松井証券の社長が個人の株投資を促す必要性を訴えたのに対する、麻生さんの発言。

会合後、松井社長は「世間一般の人が持つ株に対する意識をああいう形で表現したと思う。的はずれという感じはしない」と言われたようです。

松井社長はフォローしましたが、麻生さんの発言は、あまり気分がいいものではありません。
こんな発言が出るだけで、麻生さんの普段思っている気持ちが分かります。

政府は「貯蓄から投資へ」と訴えているのですが、麻生さんは心底考えているのでしょうか。

こうした侮蔑的な表現として、「保険屋」「銀行屋」があります。

共通しているのは”お金”に絡む職業ということ。

日本人は「お金」について話すのはタブーとする雰囲気があります。
こうした土壌が、職業観にもつながっているのでしょうか。