代表的な住宅ローン商品「フラット35」の金利が前月比0.03%下がりました。
昨年の9月のリーマンブラザーズショックの後、じわじわ上昇していたのですが、2月をピークに、3月、4月と下がりました。
住宅ローンは長期間の貸出金利のため、「10年もの国債の利回り」を参考に金利水準が決められていきます。
「新規に発行された10年もの国債の利回り」の推移と比べてみると、昨年の9月までは、住宅ローンの金利は1ヶ月遅れで動いているのが分かります。
しかし、10月以降は、経済危機により雇用不安をはじめ、収入低下等の”個人の信用リスク”が高まり、貸出金利にリスクプレミアムが付いて、
国債の金利は下がっても、住宅ローン金利は下がらず、むしろ上がるという、逆の動きも見られます。
住宅を買うにあたって、金利はもっとも気になるもの。
今後上がるのか、下がるのか判断が難しくなりました。