日経ヴェリタスに、「巨額景気対策、皮算用狂う?」と題して、中国地方政府の債券が売れ行き不振にあると、記事にしていました。
中国は4兆元(57兆円)もの景気刺激対策を打ち出したのですが、中央政府の財政負担は1/3で、残りは地方政府が負担します。
しかし、地方政府も景気悪化によって、税収が急減しているため、従来認められていなかった地方政府発行の債券=地方債の発行が3月末に解禁され、財源不足を補うため、様々な省が地方債を発行し始めました。
しかし、これがさっぱり売れないとのこと。
もともと中国人民にとって、「中央政府が発行する国債しか馴染みが無い」ということが大きな理由ですが、プロの機関投資家も「流動性が低い」と言うことで敬遠しています。
3年ものの地方債は、当初ウイグル自治区が発行したときは1.61%の利回りだったのが、売れないが故に、その後発行される地方債はじりじり利回りが上がり、湖北省が発行するものは1.82%まで上昇しました。
今のところ地方債の発行総額は2000億元(2.9兆円)で、総予算4兆元の5%程度のため、心配不要にも見えるのですが、上海市では既に「鉄道工事に一部遅れが出ている」とのこと。
地方政府が、景気対策として地方債に頼っているとすれば、5%程度であっても、計画が遅れ、景気回復にも影響を及ぼす可能性があります。
先進各国がまだ不況であえいでいる中、中国は世界中で真っ先に景気対策として公共事業が始まりました。
中国の復活は、世界景気の牽引役にもなりますので、日本を始め多くの国が見守っています。
中国は4兆元(57兆円)もの景気刺激対策を打ち出したのですが、中央政府の財政負担は1/3で、残りは地方政府が負担します。
しかし、地方政府も景気悪化によって、税収が急減しているため、従来認められていなかった地方政府発行の債券=地方債の発行が3月末に解禁され、財源不足を補うため、様々な省が地方債を発行し始めました。
しかし、これがさっぱり売れないとのこと。
もともと中国人民にとって、「中央政府が発行する国債しか馴染みが無い」ということが大きな理由ですが、プロの機関投資家も「流動性が低い」と言うことで敬遠しています。
3年ものの地方債は、当初ウイグル自治区が発行したときは1.61%の利回りだったのが、売れないが故に、その後発行される地方債はじりじり利回りが上がり、湖北省が発行するものは1.82%まで上昇しました。
今のところ地方債の発行総額は2000億元(2.9兆円)で、総予算4兆元の5%程度のため、心配不要にも見えるのですが、上海市では既に「鉄道工事に一部遅れが出ている」とのこと。
地方政府が、景気対策として地方債に頼っているとすれば、5%程度であっても、計画が遅れ、景気回復にも影響を及ぼす可能性があります。
先進各国がまだ不況であえいでいる中、中国は世界中で真っ先に景気対策として公共事業が始まりました。
中国の復活は、世界景気の牽引役にもなりますので、日本を始め多くの国が見守っています。