日経新聞に「インデックス型投資信託は低コストで勝率高く」と題した記事が掲載されていました。
投資信託には運用の仕方として、大きく2つに分けられます。
◆インデックス型
・日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの、株式市場の株価平均値に連動するタイプの投資信託。
これらの投資信託を買えば、日本の上場株式の全体を買ったことと同様の意味を持ちます。
・また、コンピュータが機械的に運用していきますので、手数料が安いこともポイントです。
・そして、日経平均株価やTOPIXは毎日ニュースで報道されますので、値上がり、値下がりの状況や、その理由も分かりやすいといのがメリットです。
◆アクティブ型
・日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの、株式市場の株価平均値の騰落率を上回る運用を目指す投資信託。
・市場の平均より良い運用成績を得られる可能性があることがポイント。
・しかし、積極的にリターンを得るような運用を目指すため、運用者(ファンドマネージャー)の腕が重要になります。
・人の手を介在して運用するため、手数料はインデックス型に比べると高くなるのが一般的です。
昨年来の不況の中で、株価も大幅に下がりました。
では、この1年で、アクティブ型の投資信託は、市場の平均に勝てたのかどうか・・・
5年以上の運用実績があり、資産残高が30億円以上の日本株式のアクティブ型投資信託の運用成績
★2009/3月末のでの過去1年間
・TOPIXや日経平均株価の騰落率を上回ったもの
・・・全体の25%~33%
★過去3年間
・TOPIXや日経平均株価の騰落率を上回ったもの
・・・全体の15%~28%
★過去5年間
・TOPIXや日経平均株価の騰落率を上回ったもの
・・・全体の31%~39%
アクティブ型投信は、市場平均を上回る成績を出すことに存在意義があるのですが、せいぜい3割程度しか上回るものが存在しません。
昨年の株の暴落が起きる前でも4割程度でしたので、「アクティブ型」を購入するのは確率から考えれば、”イマイチ”の結果しか得られない可能性が高いわけです。
なぜこんなことが起きるのかと言うと、いろいろと要因はあるのですが、よく言われることとして、
・運用手数料が高いこと。
アクティブ型の運用手数料(信託報酬手数料)は、インデックス型に比べると3倍高く設定されています。
率は1.5%程度です。(海外物だと2.5%程度)
・ファンドマネージャーが変わってしまい、銘柄選定に影響することもあります。
一般論ですが、
アクティブ型投信の動きとして、市場が上昇するときはアクティブ型の成績も良くなるが、市場が悪化するとアクティブ型の成績は一層悪化する傾向が見られます。
この理由として、アクティブ型に組み入れている銘柄には、”優良株”と言われる銘柄が入っていることが多く、こうした銘柄の多くは、その動きが市場との連動性が高いことがあげられます。
(市場が10%動けば、その銘柄は15%動く 等)
連動性が高い銘柄が組み入れられているが故に、市場平均より上回ることもあるし、逆に市場が下がれば、市場平均以上に下がることがあります。
しかし、市場平均に勝る運用結果を残しているアクティブ型投資信託もあるので、そうした投資信託をしっかり選択できれば購入するのは良いと思います。
投資信託の選択が面倒な人は、市場の動きに任せるインデックス型がいいと思います。
投資信託には運用の仕方として、大きく2つに分けられます。
◆インデックス型
・日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの、株式市場の株価平均値に連動するタイプの投資信託。
これらの投資信託を買えば、日本の上場株式の全体を買ったことと同様の意味を持ちます。
・また、コンピュータが機械的に運用していきますので、手数料が安いこともポイントです。
・そして、日経平均株価やTOPIXは毎日ニュースで報道されますので、値上がり、値下がりの状況や、その理由も分かりやすいといのがメリットです。
◆アクティブ型
・日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの、株式市場の株価平均値の騰落率を上回る運用を目指す投資信託。
・市場の平均より良い運用成績を得られる可能性があることがポイント。
・しかし、積極的にリターンを得るような運用を目指すため、運用者(ファンドマネージャー)の腕が重要になります。
・人の手を介在して運用するため、手数料はインデックス型に比べると高くなるのが一般的です。
昨年来の不況の中で、株価も大幅に下がりました。
では、この1年で、アクティブ型の投資信託は、市場の平均に勝てたのかどうか・・・
5年以上の運用実績があり、資産残高が30億円以上の日本株式のアクティブ型投資信託の運用成績
★2009/3月末のでの過去1年間
・TOPIXや日経平均株価の騰落率を上回ったもの
・・・全体の25%~33%
★過去3年間
・TOPIXや日経平均株価の騰落率を上回ったもの
・・・全体の15%~28%
★過去5年間
・TOPIXや日経平均株価の騰落率を上回ったもの
・・・全体の31%~39%
アクティブ型投信は、市場平均を上回る成績を出すことに存在意義があるのですが、せいぜい3割程度しか上回るものが存在しません。
昨年の株の暴落が起きる前でも4割程度でしたので、「アクティブ型」を購入するのは確率から考えれば、”イマイチ”の結果しか得られない可能性が高いわけです。
なぜこんなことが起きるのかと言うと、いろいろと要因はあるのですが、よく言われることとして、
・運用手数料が高いこと。
アクティブ型の運用手数料(信託報酬手数料)は、インデックス型に比べると3倍高く設定されています。
率は1.5%程度です。(海外物だと2.5%程度)
・ファンドマネージャーが変わってしまい、銘柄選定に影響することもあります。
一般論ですが、
アクティブ型投信の動きとして、市場が上昇するときはアクティブ型の成績も良くなるが、市場が悪化するとアクティブ型の成績は一層悪化する傾向が見られます。
この理由として、アクティブ型に組み入れている銘柄には、”優良株”と言われる銘柄が入っていることが多く、こうした銘柄の多くは、その動きが市場との連動性が高いことがあげられます。
(市場が10%動けば、その銘柄は15%動く 等)
連動性が高い銘柄が組み入れられているが故に、市場平均より上回ることもあるし、逆に市場が下がれば、市場平均以上に下がることがあります。
しかし、市場平均に勝る運用結果を残しているアクティブ型投資信託もあるので、そうした投資信託をしっかり選択できれば購入するのは良いと思います。
投資信託の選択が面倒な人は、市場の動きに任せるインデックス型がいいと思います。