FPよもやまばなし

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割安だが収益率の高い会社

昨日の記事は「日本株は長期投資が報われない」と書きましたが、今日は「探せばいい会社もある」と言う話。

日経新聞に「自己資本利益率(ROE)が高く、株価純資産倍率(PBR)が低い銘柄は、株価の上昇率が高い」との特集が掲載されていました。

ROE・・・株主の持分である自己資本に対して、1年間でどの程度利益を産み出しているか計る指標です。

一般的には「高ければ高いほど良い」とされますが、借金が多くて自己資本が少ない会社も利益率が高まる傾向にあるため、単純ではありません。

また「ROEが高い会社は良い」とされているため、既に株価が上昇してしまっていることもあります。

そこで、更にもう一つの指標として、PBRが低い会社を銘柄選択に加えることで、「ROEが高いのに、株価は割安に放置されている会社」を探すことができます。

PBRは、「株価は、一株当りの自己資本に対し、何倍まで買われているか」を示し、1倍以下は”割安”とされます。

ですので、「株主の投資資金をしっかり使って、利益も出しているのにも関わらず、株価はなぜか安い銘柄」を選択するのが大切になります。

新聞記事では、その後に「割安に放置されている」ことに多くの人が気づき、株価は上昇しやすいと言うことが、過去データで示されています。

15年前に、ROEが高い銘柄に投資しても、現在は元本割れですが、これに低PBRの基準も加えると、1.5倍を超えています。

6月末のデータを参考にすると、予想ROEが5.2%以上(高ROE上位1/3の平均)で、PBRが1倍以下の銘柄、かつ安定性も重視し、自己資本比率20%以上、株式時価総額200億円以上で選択すると、10銘柄が選ばれたようです。

これを15年以上の長期投資で保有し続けると、株価は大きく上昇するかもしれません。
あくまで可能性の話ですが・・・


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割安だが収益率の高い会社