ＦＰよもやまばなし

先日、厚生労働省が発表した２００８年の日本人の平均寿命は、「女性が８６．０５歳」、「男性が７９．２９歳」で、男女ともに前年よりも延びました。

女性は２４年連続の世界一の長生き。男性は４位。
（ちなみにロシアの平均寿命は女性：７３歳、男性：６０歳）

確率として、平均寿命で亡くなるのは、
女性：３９％、男性：４０％
男女ともに平均寿命では、６割以上の方が生存しているわけです。

そして、平均寿命まで生きた方の、平均余命は
女性：７．６歳（９４歳）、男性：９歳（８８歳）

ますます長生きする日本人。
長寿は喜ばしいことですが、長生きすることによるリスクもあります。

それは、医療技術の発達で、亡くならないけれど、"寝たきり"になったりするリスク。
これによる、医療費、介護費用。

そして、生きている以上は生活費が掛かってきます。
生存期間が長くなれば、物価上昇による生活費の上昇も考慮しなければなりません。

死亡リスク以上に考えなければならないのは、こうした"長生きのリスク"への対応だと思います。

ところで、日本人は「がん」で亡くなる確率が最も高いのですが、
参考に、０歳児の赤ちゃんが将来、３大成人病で亡くなる確率は、
【がん】
女性：２０％、男性：３０％

【心疾患】
女性：１９％、男性：１５％

【脳血管疾患】
女性：１３％、男性：１０％

【合計】
女性：５２％、男性：５５％