FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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「ソニー」ってどんな会社?

皆さん「ソニー;SONY」はご存知ですよね。
多くの人は、テレビ、ウォークマン、パソコン、プレステを思い出すのではないのでしょうか?
また、ある人は映画、音楽と言うかもしれません。

しかし、ソニーはこれらの事業だけでなく、「金融」もやっていて、「ソニー銀行、ソニー損保、ソニー生命」といった会社もあります。

ソニーの業績を見てみると、売上の多くはテレビ、ウォークマン、パソコンなどのエレクトロニクス部門やゲームが稼ぐのですが、利益(営業利益)はと言うと、これらの事業は好不調の波が激しく、近年は赤字になることも何回かありました。

しかし、金融部門はしっかり利益を出していて、この金融会社はソニーにとっては、親孝行会社となっています。
ソニーグループ全体の営業利益に占める金融部門の比率は、2005年度は営業利益の83%、2006年度は117%でした。

8/30の記事で、「理論的には、株価は利益(配当)の成長によって上がっていく」と書きましたが、実はソニーの株価には、金融の利益がしっかり入っていたわけです。

10/11にこの金融会社が上場しました。持ち株会社での上場ですので、銀行、損保、生保の単独ではありませんが、これによって金融会社の企業価値が明確になったわけです。
逆に言えば、多くの人がイメージするソニー本体の価値(株価)が、今後市場によって評価されていくわけです。

現在ソニーの株の時価総額は5兆8000億円で、金融会社は9000億円です。
エレクトロニクス、ゲーム事業ががんばらないと(特にゲーム)、将来金融会社の時価総額が親会社を上回ってしまうことも十分ありえます。

かつて、イトーヨーカ堂の子会社のセブンイレブンが上場したとき、よもやセブンイレブンの時価総額がイトーヨーカ堂を上回るとは思いもよりませんでした。
が、セブンイレブンが上回ってしまったため、今は、これらの会社が統合された持ち株会社として上場が続いています。

子会社が親会社の時価総額を上回ると、親会社を買収すればグループ全体の経営権を握れることから、子会社が親会社を吸収したり、持ち株会社を作って上場を続けている企業が出てきています。

この例として、ライブドアによる、ニッポン放送-フジテレビの買収騒ぎが記憶に新しいですね。
この後、子会社のフジテレビが親会社のニッポン放送を吸収しました。


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