国の借金は860兆円

FP鈴木

2009年08月12日 20:00



財務省の発表によると、今年6月末での「国の借金」は860兆円に達したとのこと。過去最大です。

内訳
 ・普通国債554兆円
 ・特別会計の国債127兆円(独立行政法人等向け)
 ・借入金57兆円
 ・政府短期証券119兆円
 ・他3兆円

7/1時点での推定人口1億2761万人で割ると、一人当たりの借金は674万円になります。

860兆円は国の借金ですので、地方自治体の借金も含めれば、1000兆円を超えます。

今年3月末に対し、13.8兆円増えています。

不景気で税収が減ったことに対応して、政府短期証券が10.6兆円増え、景気対策のために発行した普通国債が8.4兆円増えました。

90年代に入り、バブル崩壊の影響で不景気が続きましたので、税収減と景気対策によって、国の借金は増え続けました。
2006年以降は景気回復もあって、借金の伸びは鈍化しました。

しかし、昨年来の景気悪化で、借金の増加は避けられない状況です。

衆議院選挙の各党のマニフェストでは、様々な政策が描かれていますが、財源のことを考えると、まだ借金は増えそうです。





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