映画’二24「十一人の賊軍」
2024年公開のアクション時代劇
先日、会津若松の鶴ヶ城を訪れた際、会津若松近辺の地図に"河井継之助、最後の地"の表示。
以前見た映画「峠 最後のサムライ」の長岡藩の家老(役所広司)が戊辰戦争で官軍に討たれ、会津に逃げる途中で亡くなった地なんだ、と思い出した。
今回の映画は長岡藩の北に位置する新潟の新発田藩の物語。
戊辰戦争では長岡藩が徳川譜代の大名として義を貫き官軍と戦ったのとは違い、どっちつかずで、奥羽越列藩同盟の諸藩の圧力でやむなく同盟に加盟した藩。
長岡藩を落とした官軍は新発田藩に近づく一方で、同盟藩からは出兵せよとの圧力。
そこで阿部サダヲ演じる家老は奇策に出る・・・
抜群に面白い時代劇。
以前三池崇史監督の「十三人の刺客」を見た時も"見事な集団抗争時代劇"と思ったけれど、この作品はその何倍も上回る素晴らしいアクション時代劇だった。
見事な殺陣と爆破シーン、阿部サダヲの鬼のようなシーン、無駄がないシーンの連続で2時間半があっという間。
ウクライナ戦争ではロシアが刑務所にいる犯罪者を戦場に駆り出したが、この映画もそこが最大のミソ。
実に面白い。
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