FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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11月の株価は2万円に迫った。

11月の株価は2万円に迫った。

2015年11月末の日経平均株価は19,747円。
ドル為替レートは123.0円。

8月は8.2%の下落、9月は7.9%の下落。そして10月は一転して9.7%の上昇し、11月も3.5%の上昇。
9月は大きく下落し、9月末には昨年末の水準に戻ってしまいましたが、また10月、11月と上昇し、2万円に迫っています。


2007年7月9日の第1次安倍政権の高値18,261円を超えたのが今年2月19日。
2万円の大台に乗ったのが4月22日。

そして6月24日には、2000年4月12日の「ITバブル」の高値を超え、20,868円を付けました。
次の高値は1996年11月末の21,020円。


しかし、6月下旬からギリシャ問題が再燃し、
7月には中国景気への懸念から株価、為替ともに不安定な動きを示し、
遂に8月、9月は中国リスクの顕在化とアメリカの利上げ動向で、市場は不安定な動きとなり、株価は世界的な下落
となりました。

こうした動きから、EU、中国が追加金融緩和を実施。また9月の下げ過ぎの反動もあって、10月は買戻しが優勢となり、11月からは株価は12月のアメリカの利上げを折り込みつつ上昇基調となりました。

11月の株価は2万円に迫った。

◆2012年12月に第2次安倍政権が誕生し、「3本の矢:アベノミクス」への期待から、株価は上昇、円安に。
あれから3年経ちました。

日経平均株価は2012年11月14日の”野田前総理の解散宣言”から+127.9%。
つまり株価は2倍となったわけです。

2014年は秋までは低迷していた株価も、10月31日に日銀が追加金融緩和を発表した直後から、円安が一気に進展し、同時に株高へ。

アメリカが量的金融緩和を中止したことに対し、日銀が一層の金融緩和を進めると発表。また同日、私たちの年金資産の運用をしているGPIFが資産構成割合の中で債券を減らし、株を増やすと発表。

このサプライズに株価も為替も見事に反応。

そして、今年に入って一部上場企業の決算発表を見ていると「過去最高益」を達成する企業が続出

輸出も増え始め、ようやく円安効果が出てきたところに、原油が安くなり、企業収益にプラスの効果が出てきました。

が、中国ショックが世界の株式市場を衝撃を与えました。

中国の景気回復がまたれます。

11月の株価は2万円に迫った。

日本株は海外投資家の売買動向に左右されます。
ドル建てベースで日経平均株価が上がっていかないと、海外投資家の儲けは出ません。


11月の株価は2万円に迫った。

今年は円安の進展とともに、株価も上昇していますので、米ドル建ての株価も上昇。
外国人投資家も儲かっています。

しかし、今年の6月以降は、ギリシャや中国問題もあって、外国人投資家が「売り越し」たため、株価の夏以降は下落しましたが、10月、11月の第3週までは買い越しに転じ、株価も上昇しました。


海外投資家をもっと呼び込むには、企業がしっかり稼ぐこと。

そして、円安に頼らず、
”新3本の矢”を具体化し、強い日本になっていく
必要があります。

そうしないと、為替動向に揺れ動く株価が続きます。

◆今後の動きとして最も気になるのは、中国リスクの動向、軟着陸の仕方。
 また、今年年末
に予想されるアメリカの利上げ。これに伴うアメリカの株価の動向。



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11月の株価は2万円に迫った。