FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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2月の株価は微増、為替は変わらず

2月の株価は微増、為替は変わらず

2017年2月末の日経平均株価は19,118円。
ドル為替レートは112.8円。

株価は2016年末比0.02%上昇。為替は3.5%の円高。

2月1か月間の変動率は、株価は3.8%、為替は3.0%。
2月末のトランプ大統領の政策発表を待つため、動きが穏やかとなりました。

◆2007年7月9日の第1次安倍政権の高値18,261円を超えたのが2015年2月19日。
2万円の大台に乗ったのが2015年4月22日。

そして2015年6月24日には、2000年4月12日の「ITバブル」の高値を超え、20,868円を付けました。

2月の株価は微増、為替は変わらず

◆2012年12月に第2次安倍政権が誕生し、「3本の矢:アベノミクス」への期待から、株価は上昇、円安に。
あれから4年1か月経ちました。

日経平均株価は2012年11月14日の”野田前総理の解散宣言”から+119.8%。

2014年は秋までは低迷していた株価も、同年10月31日に日銀が追加金融緩和を発表した直後から、円安が一気に進展し、同時に株高へ。

そして、2015年は株価は一時2万円台を回復したものの、夏場以降は、中国経済の悪化が顕在化し、また2014年11月からの原油価格の下落が止まらず、またアメリカの利上げもあって、株価は下落傾向。

2016年も原油価格は一時より上昇したものの、イギリスのEU離脱ショックや、アメリカ大統領選の混迷から、株価は低迷。

そして、11月にサプライズとしての新アメリカ大統領への期待から、円安株高へ

2017年はトランプ大統領の政策次第で動きが出てきます。

◆以下のグラフは1999年以降の月末における米ドル、ユーロ、オーストラリアドルの推移を示したものです。

2月の株価は微増、為替は変わらず

1999年からの18年間の米ドルの平均は106円。

2017年年明け以降、米ドルは1月は円高となりましたが、2月はほぼ動きはありませんでした。
しかし、ユーロは年明け以降円高傾向で、豪ドルは逆に円安傾向です。。

ちなみに、2月末の米ドルは112円ですので、平均から見れば円安。

◆日本株は海外投資家の売買動向に左右されます。

2月の株価は微増、為替は変わらず

2月は海外投資家が第3週までに約1900億円の売り越していますが、なんとか前年末と同水準をキープ。

そして、ドル建てベースで日経平均株価が上がっていかないと、海外投資家の儲けは出ません。


2月の株価は微増、為替は変わらず

2016年は10月までは円建てでは株価は下がりましたが、円高になったことでドル建てでは上昇。

11月からはトランプ大統領への政策期待から株高円安となり、外国人投資家は、そこそこの儲けが出ています。

海外投資家をもっと呼び込むには、企業がしっかり稼ぐこと。

そして、円安に頼らず、
”新3本の矢”を具体化し、構造改革をして、強い日本になっていく
必要があります。


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