FPよもやまばなし

浜松近郊で活動するファイナンシャル・プランナーFP鈴木が、世の中のお金にまつわることや、趣味の映画、山歩き、写真について、書き綴っています。

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住宅ローン金利が上がります

昨日は、「新興国の政策金利が上昇している」話を書きました。
日本の政策金利はと言えば、0.75%で昨年から据え置かれたままです。

しかし、長期金利については、今年3月以降少しずつ上昇しています。

長期金利は一般的には「10年ものの新規発行の国債の金利」を指します。
国債は市場で落札されて金利水準が決まっていきますので、市場の空気が反映されます。
この長期金利、昨年のサブプライムローン問題以前の水準まで上昇しました。

この金利が上昇する背景として、「物価上昇・インフレの懸念」「株式相場の上昇」があります。

日銀の政策金利は「短期」の金利を示していますので、昨今の物価上昇・インフレ懸念から考えれば、新興国と同じように「日本の政策金利も上げるのでは?」と言う声も上がっています。

さて、住宅ローンは何の金利に対して上がったり、下がったりするのかと言えば、「固定金利は10年もの国債の金利を参考」にし、「変動金利は政策金利を参考」にしています。

大手銀行の固定金利は5月にUPしましたが、この6月も連続してUPしました。
上げ幅は0.2%~0.3%。

10年ものの基準固定金利は3.7%程度ですから、6月からは4%台に達する金融機関も出ました。
(通常基準金利のまま借りる方はそれほどいなくて、多くの方は基準金利から割引された優遇金利で借ります)

一方の変動金利は年2回の見直しで、4月と10月と決まっていますので、次回10月までに日銀が政策金利を上げれば、変動金利も上がるかもしれません。

住宅購入を決めた方は、金利動向を注視しましょう。


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